いま介護のしごとをする理由
プロフィールにも書きましたが、私は好きなことを仕事にするのがいちばん大切なことだと思っています。
ところが私はお年寄りのお世話をすることが特別、好きなわけではありません。そんな私が、なぜ介護の仕事をしているのか。
私は前職では好きなことを仕事にするための学校で働いていました。なので前職を退職後、自分も好きなことを仕事にしようとずっと試行錯誤していました。ところが何をやってみてもなかなか没頭感をえられません。かつて大好きで夢中になった映画作りさえも、なんだか苦行のように感じられてしまうありさまでした。
そこで好きなことを仕事にすることは一旦、棚に上げて、せめて人の役に立つ仕事をしようと福祉の仕事を考えました。そのときに、いちばん手近で求人の数も多かったのが介護の仕事だったのです。学校の仕事は若者相手の仕事だったので少子化の影響で「学生集め競争」になっていました。そのことに辟易していたこともあり、需要のある業界で働きたいと思いました。
介護のイメージは「いずれ自分の親の介護等で直面する年齢を重ねれば誰もが避けられないもの。そしてそう思いつつ、見ないふりをしていたもの」でした。いつか直面することなら、いっそここで仕事にしてしまおうと思ったのです。
そんな感じで始めた介護の仕事ですが、僕を採用してくれた当時の施設長、未経験の僕にOJTをしてくれた先輩をはじめとして介護の仕事が大好きで働いている人たちと数多く出会うことができました。
そしてアウケアさんのオンラインセミナーを通じて、日本中にいる介護業界を変えていこうという「志士」の話を聞き自分がとても大きな変革期にある業界にいることにとてもワクワクしました。好きなことを仕事にしている人たちと一緒に働らくことは、僕にとってとても楽しいことですから。
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